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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第21章 ~甘い香りに惹かれて~
サクナはそれを一番に伝えたく、起きてルカを待っていたかったのだが、どうやらいつの間にか寝てしまったようだ。
「サクも俺の元に舞い降りて来てくれてありがとう」
「ん? 今日はルカの誕生日だよ? それ私のセリフ」
「いいんだよ。サクが生まれてこなかったら一緒に誕生日祝えなかったんだから」
ルカはクスッと笑みサクナの唇にキスをした。
「んぅ……ルカ、ちょっといい」
「ん? だめ、もう少しこのまま……それとも、エッチなお誘い?」
「ち、違う……もう」