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祈り姫 ~甘い香りに惹かれて~
第2章 ~愛してるって言って?~
圧迫と鈍痛、それがルカに征服される悦びに変わりはじめる。
甘く囁やかれ、満たされてゆく気持に内部にめり込むたびさざなみ、引き抜かれ空洞になる膣内がもっと欲しいと願うように蜜を溢れさせる。
再び、襞を割り押し込まれる悦楽に躯も心も満たされてゆく。
部屋に響く淫らな水音さえもが、その悦に浸らせる。愛すべき人と繋がる喜びがこれほどとは想像すらしなかった。
「ルカ……好きだよ、ひとつになれて嬉しい」
恍惚な表情を浮かべながらサクナは歓喜まわり無意識に呟くように言葉を放つ。
ピタ、と、その動きが止まる。
サクナは虚ろな瞳を開けルカを見た。
ルカは瞳を閉じ空を仰いでいた。
何かを堪えるように呼吸をゆっくりと吐き出す。
意識が朦朧とするなか、見上げたルカは美しく見えた。鍛え上げられた逞しい躯、夕焼けに染まるブロンドの髪はきらびやかに輝いている。
「もう、サク。駄目だ…………」
「…………ダメ?」
何が? と、思った時…………