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第1章 88

しかし、よく見ると妹の格好がおかしいことに気がついた。
上は長袖のTシャツを着ていて下はジャージを履いていたが、何故か首からタオルを下げている。
その姿を見た俺の中で嫌な予感がした。そして妹は何やらニヤッとした表情になると口を開く。
「ふぅん……そういうことだったんだ♪」
「な、何がだよ……」
「実はお兄ちゃん、私の身体に興味津々なんだね? まあ、無理もないかな。思春期真っ盛りだしね」
「ば、馬鹿野郎!! 誰が興味あるか!」
「いいよいいよ隠さなくても。ほら、せっかくだから見せてあげる」そう言って妹は上着の裾を掴むとゆっくりと捲り上げた。
現れたのはもちろん下着姿である。
しかし、それが問題だった。
なぜなら、今の妹の姿は普段の可愛らしいブラジャーではなく、スポーツ用の黒いシンプルなものだったのだ。しかもノースリーブタイプのものである。
つまりだ。俺の目の前には妹の剥き出しの腕があることになる。
(うぉっ!?︎これヤバイって!)
俺の顔は急速に熱を帯びていく。
妹は自分の腕を見ながら呟く。
「"この"腕を見せるのも久しぶりだね」
そう言いながら今度は両手で頬を挟むようにして持ち上げる。そして横を向いて微笑むと、こちらに向かってウインクしてきた。
それはまるでグラビアアイドルのようなポーズだった。
俺は内心ドキドキしながらも平静を装って答える。
「"この"は余計だよ」
だが、動揺していたせいか口調が変になってしまった。そして妹はスクール水着を取り出した。何で俺の部屋に在ったものを?と疑問に思ったが、今はそれよりも重要なことがある。
妹はその場でくるりと一回転すると、スク水姿を晒す。
さらにもう一度回ると、次は前屈して胸元を見せてきた。
俺は慌てて視線を外す。
すると妹はクスリと笑ってきた。
それに反応するかのように、俺の心臓はバクバクとなる。
妹は背中に手を回すとその部分に指を入れる。そして肩紐を引っ張ると、スルリと引き抜いた。
「……」
「どう? 似合う?」
「えっと……」
正直、それどころではない。
俺は視線を逸らすと、必死になって言葉を絞り出す。
「そ、その……綺麗だと思うぞ……」
「……」
返事がない。
不審に思って目を向けると、妹はスクール水着のままブルマーを履こうとしているところだった。
「ちょっ!?︎」
「んーちょっとキツいか」
「何やってんだよ!?︎」
上は長袖のTシャツを着ていて下はジャージを履いていたが、何故か首からタオルを下げている。
その姿を見た俺の中で嫌な予感がした。そして妹は何やらニヤッとした表情になると口を開く。
「ふぅん……そういうことだったんだ♪」
「な、何がだよ……」
「実はお兄ちゃん、私の身体に興味津々なんだね? まあ、無理もないかな。思春期真っ盛りだしね」
「ば、馬鹿野郎!! 誰が興味あるか!」
「いいよいいよ隠さなくても。ほら、せっかくだから見せてあげる」そう言って妹は上着の裾を掴むとゆっくりと捲り上げた。
現れたのはもちろん下着姿である。
しかし、それが問題だった。
なぜなら、今の妹の姿は普段の可愛らしいブラジャーではなく、スポーツ用の黒いシンプルなものだったのだ。しかもノースリーブタイプのものである。
つまりだ。俺の目の前には妹の剥き出しの腕があることになる。
(うぉっ!?︎これヤバイって!)
俺の顔は急速に熱を帯びていく。
妹は自分の腕を見ながら呟く。
「"この"腕を見せるのも久しぶりだね」
そう言いながら今度は両手で頬を挟むようにして持ち上げる。そして横を向いて微笑むと、こちらに向かってウインクしてきた。
それはまるでグラビアアイドルのようなポーズだった。
俺は内心ドキドキしながらも平静を装って答える。
「"この"は余計だよ」
だが、動揺していたせいか口調が変になってしまった。そして妹はスクール水着を取り出した。何で俺の部屋に在ったものを?と疑問に思ったが、今はそれよりも重要なことがある。
妹はその場でくるりと一回転すると、スク水姿を晒す。
さらにもう一度回ると、次は前屈して胸元を見せてきた。
俺は慌てて視線を外す。
すると妹はクスリと笑ってきた。
それに反応するかのように、俺の心臓はバクバクとなる。
妹は背中に手を回すとその部分に指を入れる。そして肩紐を引っ張ると、スルリと引き抜いた。
「……」
「どう? 似合う?」
「えっと……」
正直、それどころではない。
俺は視線を逸らすと、必死になって言葉を絞り出す。
「そ、その……綺麗だと思うぞ……」
「……」
返事がない。
不審に思って目を向けると、妹はスクール水着のままブルマーを履こうとしているところだった。
「ちょっ!?︎」
「んーちょっとキツいか」
「何やってんだよ!?︎」

