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バーチャル世界
第1章 1

「……私もそうしたかったんだ」と言いながらローレンシアの首筋に手を当てて、首を傾けてローレンシアに近づくと、ゆっくりとキスをする。それは智菜の気持ちを表すような情熱的な接吻だった。
二人は見つめ合ったまま息をしていた。
ローレンシアの瞳孔は大きくなって智菜のことを見ていた。智菜はその瞬間に、自分が何をしようとしているのか悟った。
――このゲームは恋愛シミュレーションじゃないのかなあ……。
ふと思うことがあったけど、それどころではなかった。もう何も考えられないほど頭の中に熱い何かが生まれていた。ただ熱く燃え盛るような衝動だけしか感じられなかった。智菜がもう一度口を開けたとき、ローレンシアの大きな唇で塞がれてしまう。
そしてそのまま、床へ崩れ落ちるようにして倒れる。
二人はしばらくそこで動かなかった。……
「……あれ?」
気がつけばそこはいつもの白い部屋の中だ。智菜が自分の姿を見るとゲーム用の服装になっていた。白い半袖ブラウスには赤茶色のカーディガン。黒のスカートに紺色のハイソックスを履いていて、足下には黒いローファーシューズがあった。……これがローレンシアさんの本当の格好なのかな……。そんなことをぼんやりと思いつつ立ち上るとそこは白い部屋の中で誰もいない。「誰もいない。するのなら今のうち。えいっ!」
春奈はローレンシアのスカートをめくった。ローレンシアは何も着ていないらしく、黒いパンツが見えてきたと思ったら、「きゃあっ」と小さな悲鳴をあげて慌てて隠していた。でもその時には、すでに遅かったようで、ローレンシアは大きな目を開いた。そしてすぐに恥ずかしそうな顔になる。……ゲームキャラって本当に感情豊かなんだよな……。
春奈は自分の胸の奥にあるドキドキが、現実のもののような生々しさを感じることができたのに気づいた。でも、どこかむなしい。
所詮、ローレンシアはキャラなのだ。そう考えると別の好奇心がムクムクと沸いてきた。「服の中身はどうなっているのかなあ。やだ、あたしったら女なのに女の子にエッチなことしようと考えてる」
いけないとは思いつつ、ローレンシアの服を剥いてみた。ビリビリッと生地が派手に裂ける。「や~」
ローレンシアは暖簾のようになったスカートを押さえる。その隙間から濃紺のブルマーが見え隠れする。
二人は見つめ合ったまま息をしていた。
ローレンシアの瞳孔は大きくなって智菜のことを見ていた。智菜はその瞬間に、自分が何をしようとしているのか悟った。
――このゲームは恋愛シミュレーションじゃないのかなあ……。
ふと思うことがあったけど、それどころではなかった。もう何も考えられないほど頭の中に熱い何かが生まれていた。ただ熱く燃え盛るような衝動だけしか感じられなかった。智菜がもう一度口を開けたとき、ローレンシアの大きな唇で塞がれてしまう。
そしてそのまま、床へ崩れ落ちるようにして倒れる。
二人はしばらくそこで動かなかった。……
「……あれ?」
気がつけばそこはいつもの白い部屋の中だ。智菜が自分の姿を見るとゲーム用の服装になっていた。白い半袖ブラウスには赤茶色のカーディガン。黒のスカートに紺色のハイソックスを履いていて、足下には黒いローファーシューズがあった。……これがローレンシアさんの本当の格好なのかな……。そんなことをぼんやりと思いつつ立ち上るとそこは白い部屋の中で誰もいない。「誰もいない。するのなら今のうち。えいっ!」
春奈はローレンシアのスカートをめくった。ローレンシアは何も着ていないらしく、黒いパンツが見えてきたと思ったら、「きゃあっ」と小さな悲鳴をあげて慌てて隠していた。でもその時には、すでに遅かったようで、ローレンシアは大きな目を開いた。そしてすぐに恥ずかしそうな顔になる。……ゲームキャラって本当に感情豊かなんだよな……。
春奈は自分の胸の奥にあるドキドキが、現実のもののような生々しさを感じることができたのに気づいた。でも、どこかむなしい。
所詮、ローレンシアはキャラなのだ。そう考えると別の好奇心がムクムクと沸いてきた。「服の中身はどうなっているのかなあ。やだ、あたしったら女なのに女の子にエッチなことしようと考えてる」
いけないとは思いつつ、ローレンシアの服を剥いてみた。ビリビリッと生地が派手に裂ける。「や~」
ローレンシアは暖簾のようになったスカートを押さえる。その隙間から濃紺のブルマーが見え隠れする。

