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ただ犯されたいの
第11章 【興味本位でカラダを売ったら相手が親友のお父さんだった】
「ごめんね、もう保たないかも……その、激しくなるけど良い?痛かったら言ってね?」
全てを委ねるつもりでしたし、いちいち確認してくる温かさに心も許していました。
同時に果てるのも初めてです。
こんな快楽を覚えさせられ「また会ってくれるかな?」と言われたら二つ返事でOKしていた。
のめり込むつもりはなかったのに。
他の人と会う気にはなれなくて、その日を境に私は山本さんと度々会うようになっていった。
毎回違う抱き方をしてくれてとても刺激的でした。
ホテルに備え付けてある玩具も一通り体験させてもらいました。
リッチなホテルでは最上階でカーテンなど閉めずに外に向かって窓の前でバックされたり。
毎回3万円貰うのは何だか悪いような気もしてきたが出逢いはパパ活だったのでそこは曲げてはならないと理由付けていた。
そんなある日、学校で一番仲の良い友達が体育の時間に貧血で倒れて早退する事になった。
家もさほど離れていないということもあり成績も良かったので私が連れて帰る事を申し出た。
単に心配だったし授業も退屈だったから。
「マジでごめんね〜ありがとう、彩香」
「うん、それより家に誰か居る?」
「あぁ、今の時間帯は居ないかも」
「そっか、じゃ、誰か帰ってくるまで私居るよ」
「いや、それは申し訳ないよ、彩香も塾とか勉強大変でしょ?」
「あのね、こんな時まで遠慮しないの!心配なのよ、瞳はいつも周りに気遣い過ぎ」
高校に入ってからすぐに出来た友達の瞳。
気さくで優しくて人気者。
ちょっと真面目だった私にも毎日声をかけてくれて「友達なって!」って面と向かって言ってくれた時は凄く嬉しかった。
今では恋バナなんかもしょっちゅうするような唯一無二の親友と呼べる大切な友達。
パパ活してる事は流石に言えてないけど、私的にはもうそろそろパパ活はやめようかなって思ってる。
今度山本さんに会ったら言ってみようかなって。
普通にお付き合いするのはどうでしょう?っておかしいかな。
そうなると冷めちゃうかな。
それならそれで仕方ないとも思う。
また次を探せば良いかなって。
どっちに転んでも結果が出たら瞳にも聞いてもらおうかなと考えていた。