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ただ犯されたいの
第11章 【興味本位でカラダを売ったら相手が親友のお父さんだった】
「おいで」
手を捕まれ外に出ていく。
どうして?一階のリビングじゃダメなの?
ヤダ、怖い。
グイグイと引っ張る手がもうあの頃の優しかった山本さんではなかった。
「あの、離してください!何処に行くんですか?」
向かった場所は同じ敷地内の別宅。
近くまで来ると中は倉庫みたいな場所でした。
そして、そこには数人の大人たちが。
「見覚えあるでしょ?」と耳打ちされて恐る恐る顔を上げた。
一人……二人……と目を合わせていく。
え……見覚えなんか………ある。
わかった。
此処に集まる数人は全て、山本さんと会わなくなってからセックスした人たち。
じゃあ、何?全員繋がってたわけ!?
え、気持ち悪い。
サーッと血の気が引いていくのがわかった。
真後ろに立つ山本さんが肩を抱いてくる。
「清純そうな顔して割と軽かったんだね?皆にホイホイ股開いてさ、みーんな俺のお友達、面白いくらい引っ掛かってくれたね?俺だけにしておけば良かったのに……俺を選ばなかった罰だよ」
「何するつもりですか?私、瞳の友達ですよ?」
「友達だったら尚更言えないよな?援助交際して俺から金巻き上げてたなんてさ、結局傷付けるのはお前なんだよ」
「だから終わらせたんじゃないですか!知ってしまった以上続けるわけにはいかないから!」
「良い友情だねぇ、父親として礼を言うよ」
私たちのやりとりを嘲笑うかのような声。
連れてこられた場所に出口はひとつ。
逃げようと走ってもいくつもの手が止めてきて一番奥の遠い場所へ追いやられてしまった。
「瞳が起きちゃう前にさ、ちゃちゃっと終わらせるから皆で気持ち良い事しようよ」
「え…?なに…?」
ジリジリと数人に囲まれてしまう。
犯される……そう悟りました。
「瞳が知ったらどうなる?友達に裏切られてたって塞ぎ込んじゃうだろうな、親友ならさ、そこは我慢していつものように股開いてよ、な?」
何本もの手が身体に触れてくる。
拒んだら押さえつけられて口を手で塞がれた。
「大きな声出したら瞳が起きちゃうよ」
抵抗していた手を下げました。
「物分かり良いね、これだから賢い子は好きなんだ」