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マリアは里奈のセーラー服に手をかけた。
第1章 1

「…………はあ」まあいいさ。慣れていこう。とりあえずこの世界における魔法使いの役割や役目などを教えてもらっているからそれでよしとしておこうそうしよう。……とはいえ、だ。
私には、魔法使いになる上で必須ともいえる魔法というものが無いわけである。
まあ要するに魔法を行使する為に必要な魔力が存在しないという事で……ううむ。しかしここで私がへこたれたら魔法が使えなくなるという可能性もあるわけであるし……というか多分無いだろうなあ。だってさ。
だって、私が魔法を使いたいと念じれば。目の前に魔法陣のようなものが現れるから!えっへへへ!どうだ参ったか!……などと脳内で勝利宣言をするのは簡単だけれども現実には無理なのだよ……。まあそもそも魔法陣という存在自体この世界では希少種らしいのでね。だから私は自分の能力に関しては隠匿する事に決めている。バレてしまっては面倒事が起きる可能性が高くなるのでね。うん、そうなのだけれど。
でも。
私は知りたくなかったんだ。その日、父がいつも通り仕事に行った後の事である。この家の執事を務めている老人に呼び止められて私は告げられた。「旦那様よりお嬢様にお話があると」と。
なんだろう、と思った。いやその時にはもう薄々察してはいたのだ。父の様子に……妙に焦りのようなものがあるような気がしていたのだ。
でも。
それでも私は、心のどこかで思っていたのだよ。「何かの間違い」だと。
でも。そんな私の甘さを、愚かさを、神様とやらは嘲笑っているようだった。
「ああ!マオちゃん!」
父は私を見るなり大声で私の名前を呼びながら駆け寄ってきて、私の両肩を掴んだ。痛くはないが、逃さないという意志を感じた。
「あのね、落ち着いて聞いてほしいんだ。実はね、君のお父さんが……事故で亡くなったんだよ。昨日の夕方にね、馬車が崖下に転落したんだそうだ。君には悪いと思うけどね、お前も死ね」私は包丁で父の頸動脈を切った。父は出血多量で死んだ。「…………」
えーと、えっと? どうすればいいのかな??????
おわり。俺は今日から高校生になる。
高校デビューをしてモテモテハーレム生活が始まるんだ。
今どきの若者がこんなことを考えるのはおかしいと思うかもしれないが、俺の親父もお袋も姉貴もみんなこの考えで行動している。
この考えに共感できない人は残念ながらこの家族には向いていない。
私には、魔法使いになる上で必須ともいえる魔法というものが無いわけである。
まあ要するに魔法を行使する為に必要な魔力が存在しないという事で……ううむ。しかしここで私がへこたれたら魔法が使えなくなるという可能性もあるわけであるし……というか多分無いだろうなあ。だってさ。
だって、私が魔法を使いたいと念じれば。目の前に魔法陣のようなものが現れるから!えっへへへ!どうだ参ったか!……などと脳内で勝利宣言をするのは簡単だけれども現実には無理なのだよ……。まあそもそも魔法陣という存在自体この世界では希少種らしいのでね。だから私は自分の能力に関しては隠匿する事に決めている。バレてしまっては面倒事が起きる可能性が高くなるのでね。うん、そうなのだけれど。
でも。
私は知りたくなかったんだ。その日、父がいつも通り仕事に行った後の事である。この家の執事を務めている老人に呼び止められて私は告げられた。「旦那様よりお嬢様にお話があると」と。
なんだろう、と思った。いやその時にはもう薄々察してはいたのだ。父の様子に……妙に焦りのようなものがあるような気がしていたのだ。
でも。
それでも私は、心のどこかで思っていたのだよ。「何かの間違い」だと。
でも。そんな私の甘さを、愚かさを、神様とやらは嘲笑っているようだった。
「ああ!マオちゃん!」
父は私を見るなり大声で私の名前を呼びながら駆け寄ってきて、私の両肩を掴んだ。痛くはないが、逃さないという意志を感じた。
「あのね、落ち着いて聞いてほしいんだ。実はね、君のお父さんが……事故で亡くなったんだよ。昨日の夕方にね、馬車が崖下に転落したんだそうだ。君には悪いと思うけどね、お前も死ね」私は包丁で父の頸動脈を切った。父は出血多量で死んだ。「…………」
えーと、えっと? どうすればいいのかな??????
おわり。俺は今日から高校生になる。
高校デビューをしてモテモテハーレム生活が始まるんだ。
今どきの若者がこんなことを考えるのはおかしいと思うかもしれないが、俺の親父もお袋も姉貴もみんなこの考えで行動している。
この考えに共感できない人は残念ながらこの家族には向いていない。

