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第1章 1

まぁ、そのおかげで受験勉強をせずに済んで楽ができたから感謝はしている。
家から歩いて15分ほどのところにある桜並木が綺麗で有名な公立高校に入学することになった。
うちの家族は全員頭がいいから、誰も行きたがらない学校に行くことになった。
入学式当日、人生が終わった。
了。「は？」
目を覚ますとそこは見知らぬ部屋だった。
いや、正確には知っている場所だ。
なぜなら、ここは『ダンジョン』と呼ばれている洞窟だ。
そして、この部屋には見覚えがある。
「夢？」
俺は寝転がっていたベッドから起き上がり、辺りを見渡す。
「どこだ？ ここ？」
壁一面に文字が書かれている。
「え？ え？ え？ え？」
何度見ても同じだ。
そこには、こう書かれていた。
【ようこそ】
「は？」
もう一度声に出してしまった。
何が起きているんだ？ これは夢なのか？
没原稿です。
完。「おい、そこの少年」
「え？ え？ え？ え？ え？」
振り返ると、白い服を着た男が立っていた。
「え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？」
「聞こえていないのか？」
「え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？」
「少年、しっかりしろ」
「え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？ え？」
「大丈夫か？