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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第35章 上書き
「体験・・・興奮を・・・・。」
私が微かにうなずく仕草を見せると、ホッとした表情になった。
「本当の・・・記憶にしてしまうのです・・・。」
沈黙が、再び支配する。
「それ以上の・・・・?」
ようやく口に出た言葉は、それだけだった。
繋がった言葉の意味を理解するまで、何秒か、かかった。
それでも、何をすべきかまではわからなかった。
「映見ちゃん・・・・・。」
かおりさんが、抱きしめていた腕の力を強める。
「いいの・・・・すぐに、理解なんて出来っこない・・・。」
視線は夫に向けている。
「でも・・・今は・・・・上書き・・・それだけを・・・・覚えていて・・・。」
かおりさんの腕の温もりに、私の思考が溶けていくようだ。
(あたたかい・・・・。)
それだけが、頭に浮かんだ。
(うわ・・・・書き・・・・。)
言葉の断片が、耳の奥に響いていた。
私が微かにうなずく仕草を見せると、ホッとした表情になった。
「本当の・・・記憶にしてしまうのです・・・。」
沈黙が、再び支配する。
「それ以上の・・・・?」
ようやく口に出た言葉は、それだけだった。
繋がった言葉の意味を理解するまで、何秒か、かかった。
それでも、何をすべきかまではわからなかった。
「映見ちゃん・・・・・。」
かおりさんが、抱きしめていた腕の力を強める。
「いいの・・・・すぐに、理解なんて出来っこない・・・。」
視線は夫に向けている。
「でも・・・今は・・・・上書き・・・それだけを・・・・覚えていて・・・。」
かおりさんの腕の温もりに、私の思考が溶けていくようだ。
(あたたかい・・・・。)
それだけが、頭に浮かんだ。
(うわ・・・・書き・・・・。)
言葉の断片が、耳の奥に響いていた。