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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第37章 見下ろした風景
シャワーをいただいた後、二階の寝室に連れていかれた。

藤本さんが繋いでくれた手の温もりが、嬉しかった。

階段を登りきると、階下のリビングのソファーに裕君が眠っているのが見えた。

毛布をかぶり、静かに寝息をたてている。

その脇に座るかおりさんは、母のように裕君を見つめている。

ふと、視線を上げた表情は嬉しそうで、人差し指を口元に当てた後、ゆっくり唇を動かせている。

『ご・ゆ・っ・く・り・・・・』

スローモーな動きから、そう、読み取れた。

バスローブ姿の彼女は妖しい色香を放ちながら、裕君へと視線を戻した。

目覚めを待つ時間さえも楽しいかの如く、幸せそうに寝顔を見つめている。

(かおり・・・さん・・・・。)

私は嫉妬よりも、愛する夫を託す安心さを感じていた。

(裕君を・・・お願いします・・・・。)

そして、藤本さんの胸にぶつけるように頭をもたれさせたのでした。
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