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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第41章 自己紹介(第三部)
僕はそれでも、映見が心配で見つめていると、顔を近づけ耳元で囁いた。

「ごめんね・・・裕君、黙っていて・・・。」

甘い香りがくすぐったく漂う。

「でも、大丈夫だから・・・。わたし・・・・裕君のために・・・ううん・・・。」

とぎれとぎれに言葉をつないでいく。

「え、映見・・・・。」

映見の瞳が潤み、目じりから涙があふれだしている。

僕も妻の顔を見つめながら、熱い想いがこみ上げるのを感じていた。

(映見・・・・・。)

同時に、無理に連れてきた自分の我がままに、今更ながら後悔していた。

天使がそこにいる。

それを僕は、みすみす目の前の3人の男達の生贄に差し出そうとしているのだ。

映見は、愛する妻は・・・ずっと拒否していたではないか。

(それを僕は・・・。)

映見は、そんな僕の気持ちが読み取れるのか、ギュッと手を握ってくる。

真剣な眼差しが、訴えるように僕の心に突き刺さる。

そして、絞り出すような声で言葉をつないでいく。

「私自身のためにも・・・・何か・・・何か、そう・・・変わりたいの・・・。」

言い終わった後、優しく唇を重ねてきた。

「え、映見ぃ・・・。」

僕は思わず妻の身体を抱きしめると、強く唇を吸った。

(え、映見・・・・。)

あふれる激情が、僕を揺さぶる。

もしかすると、もう、会えないかもしれないとさえ思えてしまう。
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