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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第87章 宴(うたげ)
「男だけが精気を使っているわけではありません・・・。むしろ、女性の方がエクスタシーの強さからも補給が必要なのです・・・・・。」
一旦、言葉を区切りビールで喉を潤している。
「又、身体のケアも大切です・・・。激しい挿入の連続は、粘膜を傷つける危険を秘めています・・・。私が特別に処方した飲み薬と塗り薬をお風呂上りに、かおりから渡されたと思いますが・・・。」
さすが、整形外科の医師である。
藤本さんの細かい心配りに、改めて感心する。
4組同時に行うスワッピングという興奮の中、ともすれば身体に異常をきたす人が出るかもしれないということは、もっともなことだと思う。
映見だって4人の男達とのセックスで、肉体にかなり負担になっているはずだ。
「明日は、お休みにします・・・。」
「えっ・・・・?」
僕が思わず聞き返した。
よく見ると、他の人達も意外そうな表情になっていた。
「さすがに私の歳では、連続はきついのと・・・。」
低い声で説明する様子はいつも思うのだが、大学の教授のようだ。
「精神的な休養にも、注意したいからなのです・・・。」
理論だった内容は、本当に授業を受けている気になる。
「明日は時間を気にせずに起きて、その後、海辺を散歩しましょう・・・。」
「うわー・・・すてき・・・。」
桜さんが嬉しそうに声を出した。
上品さは変わらないが、初めて紹介された時よりも、ずっと明るくなったような気がする。