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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第88章 ハグの温かさ
裕君の温もりが心地良い。

夫に抱かれながら眠る幸せを、私は噛みしめていた。

「映見・・・。」
「裕君・・・。」

夢の中でも私たちは互いを見つめ、名前を呼び合っていた。

深い霧のような眠気が私を包み、身体の中の疲れがじわじわと流れていくのを感じる。

どれほど眠ったのだろうか。

カーテンの隙間から、差し込む光の筋が見えた。

「おはよう・・・・。」

ボンヤリした意識の中に、優しいささやきが注がれた。

愛おしい微笑みを見つけると、キスしようと近づく顔をよけて裕君の胸に顔を埋めた。

猫が甘えるように頬をこすりつける。

「フフフッ・・・・。」

むず痒さを感じたのか、裕君は小さく笑った。

そのまま抱きしめてくれたのが嬉しくて、私も夫の背中に腕を廻しギュッとした。

温もりって、何て心地良いのだろうか。

ずっと、ずっと、こうしていたかった。

裕君も同じ気持ちでいてくれたのか、暫らくの間、二人は抱き合っていた。

私はハグの温もりの中、二人の愛の絆を確かめていた。

あの時、感じた強い気持ちは一生、忘れないだろう。

三人の男達に犯された後、戻ってきてくれた愛おしい夫に抱かれた瞬間を。

そう、私達は互いのパートナーを取り戻したのだ。
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