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スワッピング入門+(続)+(3)妻が見知らぬ男に犯される時
第94章 別れ
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「そうですか・・・。それが、いいと思います・・・。私もかおりと相談してサイトを閉じようと思っていたところです・・・。」
藤本さんの言葉に、気持ちが安心するのを感じていた。
「若槻さん夫妻とは・・・ずっと御一緒したいとは思うのですが、やはり、今回を最後の思い出とした方がよさそうです。それくらい、素晴らしいセックスでした・・・。」
一つ一つの言葉に頷きながら、僕達は聞いている。
「これ以上、続けてもかえって思い出を汚してしまうでしょう。だから・・・。」
一瞬、間をおいて藤本さんは言った。
「明日が、最後のスワッピング・・・私達にとっての最後のセックスです・・・。」
「最後のスワッピング・・・・。」
僕と映見は、どちらからともなく呟いた。
一瞬、消えていた波の音が蘇る。
秋生達の歓声が、遠くで聞こえる。
僕と映見は互いの手を、無意識につないでいた。
どちらともなく、ギュッと握りあう。
スワッピング三日目。
明日は最後のセックスになることを二人、噛みしめるのだった。
「スワッピング入門」3(スリー)第三部(完)