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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
「お兄ちゃん、ありがとうね」「なにが?」
「いろいろだよ。いっぱい、ありがと」
「ふふん、俺は直枝の兄貴だからな。妹のことは何でもわかるのさ」
「なにそれ、へんなの」
直枝はクスリと笑った
「さて、まだ時間があるな。どこかで昼飯食べる?」
「あ、それなんだけどね、実は昨日、お母さんから電話があってね、明日奈さんが来てるから一緒に帰ってきなさいって言われてるの」
「明日奈が?ここにか?」
「うん。あ、もちろん直枝の部屋にじゃないよ。家まで送ってくれるって」
「へぇ、そうなの」
和人がニヤッと笑う。
「うん。それでね、帰りにどこか寄っていこうって話してたの」
「なるほどね。それじゃ、家で晩御飯もご馳走になろうかな」
「うん、わかった。じゃ、着替えてくるからちょっと待ってて」
「了解」
和人が待っている間、明日奈は直枝の両親に気に入られようと、必死に話題を探していた。
「あの、直枝さんは普段どんなことをして遊んでいるんですか?」
「直枝はねぇ、ゲームばっかりやっていますよぉ」母親の里香が答える。「この間も友達と一緒にオンラインゲームを始めまして。最近はいつもそのゲームのことばっかり話していています」
「へぇ、オンラインゲームかぁ」
明日奈は少し驚いた様子で言った。明日奈自身はSAO時代、VRMMORPGというものには手を出したことがなかったのだ。もちろん、存在自体は知っていたが。
「あ、でもそれは、学校が休みの間だけです。今は受験勉強に集中しないといけませんし」
「あら、そうだったわね」母親が相槌を打つと、隣に座っていた父親の伸二が言葉を継いだ。「直枝は昔からそういうのが好きでなぁ。今時珍しい子だと親としては思っているよ」
「そうだったの。でも、どうして急に?」
「ん~、なんだろうな。直枝が言うには、新しい世界に飛び込んでみたいっていうのが一番の理由らしいけど」
「なるほど」
明日奈は小さく微笑むと、直枝のほうを見た。直枝は照れくさそうにしている。「じゃ、私はこれで」
「うん、今日は色々付き合ってくれてありがとう」
「いえ、どういたしまして」
「直枝のことよろしく頼みます」
「はい。任せてください」
直枝の両親は揃って頭を下げ、和人もそれに続いた。
「あ、それと、お兄ちゃん」
「ん?」
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