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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
案内された先にはハンガーラックにかけられた商品が並んでいる。その前で直枝があれでもないこれでもないと悩み始める。和人はその様子を楽しげに眺めていた。
「あ、これは?」
「あ、可愛いですね。ちょっと合わせてもいいですか?」
店員が「もちろんですよ」と返す。そして直枝が手に取ったTシャツを合わせてみると「ああ、よくお似合いです。こちらは当店で人気のデザインになりまして、お客様のように背の高い方によくお勧めしております」
「あ、そうですか。じゃあこれにしようかな」
「本当ですか?私もそれが直枝さんに一番良いと思います。よろしいでしょうか?」
「はい。お願いします」
「かしこまりました。それではそちらにおかけになって少々お待ち下さい」
店員は和人と直枝に一礼するとカウンターに戻っていった。
「直枝、本当に良かったのか?」
「うん。これがいいの。気に入ったんだもん。お兄ちゃんが選んでくれたものなら間違いないよ」
「そうか。ならよかった。さて、次はどうするか……。」
「あっ!あれは?」
「お、水着か。いいね。行ってみよう」
「わぁ、楽しみだなぁ」
二人が次に選んだのは水着コーナーだ。
「どれにする?」「う~ん、迷っちゃうな」
「あ、これ可愛い」
「ほんとだ。お姉さんが着たら絶対可愛いと思う」
「んじゃ、これとこれと……これも買おう」
「えぇ?そんなに?」
「だって直枝の分もあるんだよ?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!」「いやか?」
「う、うぅ、でも……恥ずかしい」
「でも、ほら、せっかくだし。俺達しかいないんだしさ」
「う、うう」
和人は直枝が気に入っているものを数点選び出し、レジへ持って行った。
「えぇぇぇ!」
「何?嫌なの?」
「う、ううん。違うの。ただ、こんなにたくさん、悪いなぁって思って」
「俺が買いたいだけなんだから気にしないの」
「で、でも」
「はい、それじゃ次いくよ」「あ、待ってよ~」
それから二人はいくつかの店を巡り、結局は直枝が気に入っていた水着のセットを三つ購入した。
「あ、そうだ。直枝の携帯に着信があったよ」
「あ、ほんとだ。誰だろ」
直枝が携帯電話を取り出してメールを確認する。そこには『直枝さん、お誕生日おめでとうございます』という文字と、明日奈からのメッセージが入っていた。
「あ、もうすぐだっけ?」
「うん、そっか。そろそろ準備しないとね」
「うん」
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