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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
と肩をすくめた、すると明日奈の周囲に無数の小さな窓が現れ一斉に光を放つ。明日奈の体はその中に投げ込まれ、たちまち視界は白い輝きで埋め尽くされ浮遊する感覚が全身を襲った 次の瞬間、そこはどこかの地下室らしき部屋だった。壁にはいくつかのモニターや制御盤と思われる機器が設置されていて部屋の中心には大きな円筒状の装置があった。部屋の大きさに対して大きすぎるほどのサイズだ、高さだけでも三メートルほどはあるだろうか、そして表面は滑らかな鏡面のようだが、下半分には太いケーブル類がいくつも伸びているのが見えている、よく見るとそれらの先端には大きなリングがあり何かに繋がれていた、さらに目をこらすと、床にも数本の同じものが這っていることがわかった。その数はおよそ三十ほどだろうか、しかしそれらはみな空いている 中央の大きな円筒の中には一人の女性が浮かんでいた。長い栗色の髪が波打つように広がって、体の周囲には幾重もの複雑な光の線が走って脈動している 明日奈が近寄ろうとすると、背後から誰かの手がそっと押し止めた 振り向くとそこには見慣れた長身のシルエット、だが顔は……。
(ス、キレット)
そこにいたのはかつてSAO内部で明日奈に付き従ってくれていた男剣士の姿そのままだった。明日奈の記憶にあるものと変わらない優しい瞳と笑みを湛えた顔だったが顔には縦一文字に真新しい傷痕ができており血が流れていた。しかしその顔は微笑んでいるように見えた。
そして男の唇が小さく動いた、音の無い声でこう言っている気がした。――アスナちゃん。俺は今、とても幸せなんだ。だから気に病まないで、生きて……そして、幸せに…… 直後、彼の体を構成するポリゴンが弾け、散った。キラキラと輝く光の欠片は明日奈の周りを取り巻きやがて消えていった。
その向こう側に浮かんでいる女性は明日奈に向かって語りかけた。彼女の顔はやはり、かつてSAOの中で行動を共にしたあの絶剣の面影を残していた。
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