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明日奈
第1章 セーラー服上着とスカートを履いて完成した。
「さっき、ここへ来た者はもう戻れないって言いましたよね」
「ああ、そうだ」
「じゃあどうして私達はここにいるんですか?どうやって戻ってきたんですか?!」
その問いに対して、再びニヤリとする。そして、ゆっくりと口を開いた
「いいだろう、その疑問は尤もだ、教えてあげるよ、君たちは僕の開発した究極の仮想世界に招待されて、今は夢を見てもらっている。ただの夢ではないけれどね、それは……魂に刻まれるほどリアルな夢の体験だよ」「それはどういうことですか……私は……一体どうなるんですか?」
「心配することは無いよ明日奈さん、僕の妻になれば毎日こうして会えるようになる、永遠に」
その瞬間。
ドンっ!! 空気が揺れるほどの大きな音と共に二人の体が宙に舞い上がる。明日奈はそのまま重力に引きずられるようにして背中から固い金属性の壁に激しく叩きつけられた。あまりの衝撃に一瞬気を失ったが、何とか歯を食いしばり頭を持ち上げると、そこは円形に壁で囲まれた部屋で、明日奈が倒れている床は巨大な水槽になっていた。いや、正確にはその中に浮かぶ小さな人影が一つあった。水に浸かっているにもかかわらず濡れた感触が無いことから、その人物が高度な保護膜に守られていることがわかる 人の形をした黒い塊は頭を振り上げながらこちらを見た。その目は金色に輝き、体全体を青い燐光が覆っていた。
明日奈は再び恐怖を覚えた、これが夢だと言われた方がどれだけ救われるかわからないが、今感じている肌寒さや痛みは本物だ。明日奈は体を動かすことができなかった。金縛りのように四肢が硬直し呼吸さえもうまくできなかった そしてついに人影は立ち上がると、大きく両手を広げた。すると金色の瞳を輝かせた全身は光に包まれその姿は徐々に変化していった。
それは、まるで漆黒の鎧をまとったような巨人だった。その全身を覆うプレートにはいくつもの紋章のような模様が入り交じっている。顔の部分だけが素のままで黒髪を後ろに垂らした女性だ
「キリ……トくん」
絞り出したその言葉は相手に届くことはなかったが、その女性はふいに動きを止めて、くるりときびすを返すと出口の方へ走り去っていった 明日奈がその後ろ姿を目線で追うと、その視線はやがて一枚の壁に行き当たった。それは今まで見ていたものと全く違い真っ白な金属板で縁取りされている
――何なのかしらあれは――
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