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天使のいたずら―ママとマキちゃんの●●な体験―
第3章 苛立ち
勿論、家事と子育てに支障がない程度ですが幼稚園が夏休みになると中々家を空ける事が出来ないのが悩みの種でした。
元々お金持ちだし、働く必要などないのですが。
このマンションも、ママの実家がお金を出してくれたのです。
だけど、このままずっと主婦でいるのは何だか若さを失くすようで嫌だったのです。
でもマキちゃん一人で留守番等させて、火事や誘拐などあったらと不安になります。
だから、失業中の義兄が娘の遊び相手になってくれながら、留守番をしてくれるのは本当に助かっていたのです。
義兄にとっても、職安に通う日々を紛らわすには可愛い姪の相手をするのが楽しく、嬉々としてやってくるのでした。
だからといって、夫がいない留守に義兄とはいえ男を家にあげる事には抵抗がありました。
「お義姉さんも帰る気がないのかしら?」
「ああ・・・アニキのギャンブル好きに相当泣かされていたからなぁ・・・。」
「もっと真面目に働けばいいのに。」
「そう思ってた矢先に会社が倒産しちゃったから・・・・・。」
「バブルの時は景気のいい事、言っていたのにね。」
「ああ、アニキもエリートでプライドが高かったからショックだったんだろう。
昔から金遣いが荒かったからなあ。」
「パパとは正反対な性格ね。」
夫である靖男さんとは顔や姿は似ていますが、性格は全然違いました。
自分がいる間は遠慮勝ちにしているのですが、娘を預けて留守にしていると勝手に冷蔵庫をあけて、ビールや食べ物を漁っていたりするのです。
気づかぬ振りをしているのですが、気味が悪く面白くありません。
しかもママが大嫌いなタバコも、かなり吸っているようです。
ママの前では吸わないのですが、家に帰るとヤニ臭さが染み付いているようでした。
無精ひげが残る顔を歪ませて、お世辞笑いをする顔が背筋を寒くさせます。
本当は断りたいのですが、何か自分が意地悪しているようで気がひけるのでした。
只でさえ、夫は結婚以来、何かと気を使っている気がするのです。
夫も自分の兄にそう強く言えないのでした。
そんな夫が物足りなく不満でした。
もっと自信を持ってくれればいいのに。
元々お金持ちだし、働く必要などないのですが。
このマンションも、ママの実家がお金を出してくれたのです。
だけど、このままずっと主婦でいるのは何だか若さを失くすようで嫌だったのです。
でもマキちゃん一人で留守番等させて、火事や誘拐などあったらと不安になります。
だから、失業中の義兄が娘の遊び相手になってくれながら、留守番をしてくれるのは本当に助かっていたのです。
義兄にとっても、職安に通う日々を紛らわすには可愛い姪の相手をするのが楽しく、嬉々としてやってくるのでした。
だからといって、夫がいない留守に義兄とはいえ男を家にあげる事には抵抗がありました。
「お義姉さんも帰る気がないのかしら?」
「ああ・・・アニキのギャンブル好きに相当泣かされていたからなぁ・・・。」
「もっと真面目に働けばいいのに。」
「そう思ってた矢先に会社が倒産しちゃったから・・・・・。」
「バブルの時は景気のいい事、言っていたのにね。」
「ああ、アニキもエリートでプライドが高かったからショックだったんだろう。
昔から金遣いが荒かったからなあ。」
「パパとは正反対な性格ね。」
夫である靖男さんとは顔や姿は似ていますが、性格は全然違いました。
自分がいる間は遠慮勝ちにしているのですが、娘を預けて留守にしていると勝手に冷蔵庫をあけて、ビールや食べ物を漁っていたりするのです。
気づかぬ振りをしているのですが、気味が悪く面白くありません。
しかもママが大嫌いなタバコも、かなり吸っているようです。
ママの前では吸わないのですが、家に帰るとヤニ臭さが染み付いているようでした。
無精ひげが残る顔を歪ませて、お世辞笑いをする顔が背筋を寒くさせます。
本当は断りたいのですが、何か自分が意地悪しているようで気がひけるのでした。
只でさえ、夫は結婚以来、何かと気を使っている気がするのです。
夫も自分の兄にそう強く言えないのでした。
そんな夫が物足りなく不満でした。
もっと自信を持ってくれればいいのに。