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初めての体験は、自分の意識が
第1章 ような気がしてしまうので、もうあまり抵抗できないのだった。
それと大事なことがひとつ。羽根を収納するにはどうすればいいのか訊かなきゃ。「あのぉ」「何でしょうか、お嬢様?」声をかけてきた女の子を見る。えっ、誰!? その子はとてもかわいい顔をしていた。目もくりっとしていて、まつげが長い。でも髪の色が変。頭の上に犬のような垂れ耳がついていて、腰のあたりからフサァーと大きな尾が揺れていた。獣人のようだ。しかもメイド服を着ている。「私にもお仕事させていただけませんか? 私の名前はタマ。あなたが私のマスターなんですか? 私はあなたの力になりたいのです」そう言って尻尾をパタパタさせた。「あっ、そうなの? でもまだわからない。」「それでしたら簡単ですよ。服をうんと重ね着して羽を押さえつければいいのです」
「重ね着?」
「ええ、あたしの着付けを見ますか」そういうと女の子はメイド服を脱ぎ始めた。いくら女同士とはいえ赤面してしまう。服の下には青い縁取りのついた丸首の半袖シャツとキュッと裾の締まったパンツを履いていた。太ももの付け根まで切れ上がっている。「それって…」
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