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初めての体験は、自分の意識が
第1章 ような気がしてしまうので、もうあまり抵抗できないのだった。
「はい。ご存知でしょうか。体操服とブルマーです」ああ!懐かしいわ!体育の時間によく見かけたわ。あのピチッと体のラインが出てしまうやつよね。そしてこの子は体を動かすことが得意なんだわ。納得したようなしないような……「あ、それで思い出しました」タマちゃんは自分の腰に手を当て、自慢気にこう続けた。「実は私にはもうふたつの秘密があるんです。見ててくださいね」彼女が腰に手を当ててやおらブルマーを脱いだ。あら、こっちの方は何を着てるの…………えっ!? 嘘! 信じられない。タマちゃんは下着をつけてなかった。代わりに旧スクール水着を着ていた。その小さな体に見合った小ぶりのおっぱいと、キュッとくびれたウェストとプクゥッと丸く張り出したお腹。毛がなくてつるんとして、つるつるのぷにぷにした体が目の前にあった。「これが三つ目の秘密です。セーラー服とブルマと旧スクール水着は三種の神器です。お持ちになりましたらぜひ使ってくださいね!」得意満面の笑顔で、そう宣言するのであった。「さあ着替えが終わったところで、ご挨拶します。はじめまして。私はメイドのタマと申します。ご主人様に永遠の忠誠を誓います。ご主人様のためなら命を捨てる覚悟でございます。どうぞよしなに。あ、それと、もし私が失敗をしてしまいましたら、このバリカンで容赦なく私の可愛くてつやつやなロングヘアを刈ってください。丸坊主になってお詫びしますので」「バリカンで丸坊主? そんなことはさせないわよ」
それにしても驚いた。メイドの格好は可愛いけど、よく見たらとんでもないドスケベコスチュームだった。こんな姿で外を出歩いた日には変態呼ばわりされちゃうかもしれない。露出狂とか性倒錯者とか言われちゃうかも。
とにかくこれで一通り揃ったかな。これからはこの子とコンビを組んで活動していくことになるみたいだし、仲良くしておかないとね。「よろしくお願いいたします」ぺこりと頭を下げて私に挨拶をする。「こちらこそ、よろしくね」握手をした瞬間、なぜか違和感を覚えた。あれ……なんか変だぞ。この子の手ってこんなに小さかったっけ。そして指はもっと細いような気がするんだけど……。
「ねえ、あなた本当にタマちゃんなの?」「はい、そうですけど」きょとんとしている彼女を見つめながら思った。「そっか、きっと気のせいだよね」
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