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僕の叔母さんは美熟女~教えてあげるね~
第13章 聡子

土曜の昼下がり…
聡子は一人で図書館にいた。
本来ならば健一と二人で低山登山を楽しんでいたはずだった。

『ごめん、家の用事でハイキングをキャンセルしたいんだ』
あの時、仕方ないわねとあっさりとキャンセルを許可した自分が情けなかった。
キャンセルをOKしたのには
心の片隅に真美ちゃんと出掛けようという思いもあったからだろう。

だが、当の真美ちゃんも彼氏とお泊まりデートをすると言い出した。
「私さあ、聡子と旅行に行くって親に言ってしまったの」
だからお願い!口裏を合わせてね
そのように頼み込まれれば嫌と言えない性分だった。

「あ~あ…、退屈だわ…」
窓の外に目をやると雲ひとつない快晴だった。
この好天気はしばらく続くらしいと天気予報士がテレビで言っていた。

『一人で出掛けてみようかしら…』
健一と行けるものだと思っておやつも用意していた。
こんなにも良い天気なんだもん。
野山の空気を吸うのもいいかもしれないわ。
よしっ、明日はお出掛けしてみよう。


日曜日…
やはり好天気に恵まれて
観光列車はかなりの混雑だった。

気分転換にと山に来てみたものの
山道を歩いているのはカップルとグループばかりで
一人で歩く聡子は場違いなところへ来てしまったと後悔した。

いくら素人向けの低い山とはいえ、
歩けばそれなりに汗もかくし喉も渇く。
聡子は適当な木陰で一休みすることにした。

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