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第15章 転機

「ほら、気持ちいいんだろ？
ものすごく喘いでいるじゃん」
僕はもっと気持ちよくなってもらおうと
指を抜いたり挿したりしてみた。
「気持ちよくなんかないわ！
痛いのよ！だからやめてよぉ～！！」
抜けと言う割には文恵の尻の穴は僕の指をきゅ～っと締め付けてくる。
その締め付けと言ったらおまんこの比じゃなかった。

『ここにちんぽを挿したらすごく気持ちいいだろうなあ…』
そんなことを思いながら
僕は指の動きを加速させた。
「ダメダメ！ホントにダメ！
出そうだからやめてよぉ」
文恵がそういった直後、指の締め付けが一瞬弛(ゆる)くなって、「ブヒッ」っと豚の鳴き声のような音と共に僕の指が空気の振動で震えた。

おまんこにちんぽを出し入れすると
たまに「ブブっ」と音がして膣おならを鳴らすけど
今回の音は正真正銘のおならだった。
その証拠に仄かに排便の匂いが漂う。
「バカ！バカ！だからやめてって言ったのにぃ！」
文恵は恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして枕に顔を埋めた。

「恥ずかしい事じゃないよ
生理現象なんだから出て当然だよ」
僕は指を抜いて匂いを嗅いでみた。
ハンドクリームのフローラルの香りに混じって
毎朝トイレで発するアノ香りがした。
決して不快じゃなかった。
いや、むしろ生きているということを実感して
僕はめちゃくちゃ興奮した。