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第1章 １

　玲奈は鞄からティッシュを取り出して、かかった僕の精液を拭いた。

　僕はそこに茫然と立ちすくんでいた。

　床には射精した精子が散らばっている。

「僕にもティッシュを」

　玲奈は黙って僕にテイッシュを二枚手渡した。

　僕はまず、ペニスを絞り、自分の精子を拭いた。

　ズボンとパンツを上げて、精子を拭きとる。

　なんだか冷静になってみると馬鹿みたいだった。

　でもなんだか玲奈との距離は縮まったような気がした。