この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
体育館裏の木陰
第1章 二人の乙女の独白を聞いていたボクは思わず絶句してしまった

(なんだ、こいつ、急に……まあいいか、それよりこの子可愛いなぁ……玲と一緒にいたし……この子が彼氏なのか……、それじゃこの子と付き合えれば玲のことも……それにしてもよく似てるなぁ……)
「なんですか?私に何か用?」
「は?なんでお前が?えーっと……」
「……潮田ですけど……」
「え?しおだあ……?ん?え?」
そして、少しの間考えた末に……、
「……ああぁ〜!!!」
(しまったぁぁぁあ!こいつは確かあの超有名な潮田財閥のお嬢様じゃないか!そして噂だと今は玲の恋人らしい……。やばいなこれ……。
でもなんか見た感じ全然怖くなさそうだぞ?いやもしかするとあれは演技か?それとも見た目はこんなだけど本当はめちゃめちゃ怖い奴とか……どっちにせよこれはまずいなぁ……。
ここは適当にお茶を濁すだけにするか)
「お、おう……悪い、勘違いして悪かったな。」
(はあ……早く行かないと……でも……どうしたらいいんだ?)
「じゃ、俺はもう行くからまた明日……」
「ねぇ……私、急いでるんですけど……、」
「へぇ……そうなの。それは邪魔をして申し訳なかったわ。じゃあまた明日にでも。」
そう言って逃げようとするその女に向かって私は思いっきり言い放つ。
「何その舐めた態度?ちょっと調子に乗りすぎじゃない?」
一瞬にして空気が変わった。
「ひっ……!?」
(やべぇよ、俺殺されちゃうんじゃねえの……!?あの顔マジだろアレ……、どう見てもやべえって!!やめてくれ……死にたくない!!!)
そう思った時にはもう既に遅かった……
「私さぁ、あなたのこと嫌いかもぉ〜」
と彼女が呟いたと同時に俺は彼女の手から出てきた光に包まれた。その光を浴びた瞬間、まるで身体中の力が一気に抜けたかのような錯覚に陥った……、そのまま、意識を失った……
☆★☆★ 玲視点
(ん……どこここ……、そういえば昨日寝落ちしてしまっていたんだった……。それにしても変なことになってないといいけど……)と思いつつゆっくりと目を開ける。
そしてそこに映ったものとは…… 私の顔を見つめながらニヤッとして、手を繋いでいる二人の男女だった…… そう、つまり私が目覚めた場所は学校の自分の教室だった。
* * *
* * *
「なんですか?私に何か用?」
「は?なんでお前が?えーっと……」
「……潮田ですけど……」
「え?しおだあ……?ん?え?」
そして、少しの間考えた末に……、
「……ああぁ〜!!!」
(しまったぁぁぁあ!こいつは確かあの超有名な潮田財閥のお嬢様じゃないか!そして噂だと今は玲の恋人らしい……。やばいなこれ……。
でもなんか見た感じ全然怖くなさそうだぞ?いやもしかするとあれは演技か?それとも見た目はこんなだけど本当はめちゃめちゃ怖い奴とか……どっちにせよこれはまずいなぁ……。
ここは適当にお茶を濁すだけにするか)
「お、おう……悪い、勘違いして悪かったな。」
(はあ……早く行かないと……でも……どうしたらいいんだ?)
「じゃ、俺はもう行くからまた明日……」
「ねぇ……私、急いでるんですけど……、」
「へぇ……そうなの。それは邪魔をして申し訳なかったわ。じゃあまた明日にでも。」
そう言って逃げようとするその女に向かって私は思いっきり言い放つ。
「何その舐めた態度?ちょっと調子に乗りすぎじゃない?」
一瞬にして空気が変わった。
「ひっ……!?」
(やべぇよ、俺殺されちゃうんじゃねえの……!?あの顔マジだろアレ……、どう見てもやべえって!!やめてくれ……死にたくない!!!)
そう思った時にはもう既に遅かった……
「私さぁ、あなたのこと嫌いかもぉ〜」
と彼女が呟いたと同時に俺は彼女の手から出てきた光に包まれた。その光を浴びた瞬間、まるで身体中の力が一気に抜けたかのような錯覚に陥った……、そのまま、意識を失った……
☆★☆★ 玲視点
(ん……どこここ……、そういえば昨日寝落ちしてしまっていたんだった……。それにしても変なことになってないといいけど……)と思いつつゆっくりと目を開ける。
そしてそこに映ったものとは…… 私の顔を見つめながらニヤッとして、手を繋いでいる二人の男女だった…… そう、つまり私が目覚めた場所は学校の自分の教室だった。
* * *
* * *

