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VRの罠(汚された愛と勇気の戦士達)
第2章 大型トレーラー

「じゃあ次は声を決めます。」
「えー・・・声も設定できるんですか?」
「そうですよ・・・その方がリアルで面白いでしょ?」
「すごーい・・・。」
「まずは救世主アポロンと・・・・声は28番でどうです?」
「あっ・・・ちょっと高いみたい・・・。」
「じゃあ、2フラット下げて・・・と・・・。」
「わー、ピッタリ・・・本当、まるで徹君が話しているみたい・・・。」
「徹君っていうんだ・・・・。」
「うん、スッゴク素敵なの・・・。」
「彼氏?」
「うん・・・・。」
真っ赤になって俯いた。
博士の目が一瞬、キラリと光った。
一通り入力が終わると、博士は愛を大振りの椅子に掛けさせた。
「じゃあ、これで全ての設定は終了しました。このゴーグルをつけて下さい。」
サングラスのような物を愛は掛けた。
「わー・・・すごい・・・広い校庭にいる・・・。」
「そうです・・・ゴーグルに写る世界が、これから愛ちゃんが冒険するビューティー・エンジェルの舞台なのです。ゴーグルに付いているイヤホーンを両方の耳に差し込んで下さい。そこから貴方の中枢神経を刺激してモニターにデータを伝達するんです・・・。ゲーム中、愛ちゃんは何も動く必要はありません・・・。ある程度設定されていますから、考えるだけでビューティー・エンジェルとしての動きを体験できるのです。」
難しい事はよく分からなかったが、ゴーグルを付けている内に何となく動く事が出来た。
「そうです、中々筋がいいですよ・・・・。」
「ふふっ・・・いよいよ、悪と対決するのねぇ・・・。よーし、大嫌いな町田やコオロギをいっぱいやっつけてやるんだからぁ・・・。」
モニターの中でビューティー・エンジェルに扮した愛が、軽快にジャンプやキックをしている。
「すごーい、身体が軽い・・・何だか本当にビューティー・エンジェルになった気分・・・・。」
大きなゴーグルの下で小さな唇が動くと、博士は心配そうに言った。
「えー・・・声も設定できるんですか?」
「そうですよ・・・その方がリアルで面白いでしょ?」
「すごーい・・・。」
「まずは救世主アポロンと・・・・声は28番でどうです?」
「あっ・・・ちょっと高いみたい・・・。」
「じゃあ、2フラット下げて・・・と・・・。」
「わー、ピッタリ・・・本当、まるで徹君が話しているみたい・・・。」
「徹君っていうんだ・・・・。」
「うん、スッゴク素敵なの・・・。」
「彼氏?」
「うん・・・・。」
真っ赤になって俯いた。
博士の目が一瞬、キラリと光った。
一通り入力が終わると、博士は愛を大振りの椅子に掛けさせた。
「じゃあ、これで全ての設定は終了しました。このゴーグルをつけて下さい。」
サングラスのような物を愛は掛けた。
「わー・・・すごい・・・広い校庭にいる・・・。」
「そうです・・・ゴーグルに写る世界が、これから愛ちゃんが冒険するビューティー・エンジェルの舞台なのです。ゴーグルに付いているイヤホーンを両方の耳に差し込んで下さい。そこから貴方の中枢神経を刺激してモニターにデータを伝達するんです・・・。ゲーム中、愛ちゃんは何も動く必要はありません・・・。ある程度設定されていますから、考えるだけでビューティー・エンジェルとしての動きを体験できるのです。」
難しい事はよく分からなかったが、ゴーグルを付けている内に何となく動く事が出来た。
「そうです、中々筋がいいですよ・・・・。」
「ふふっ・・・いよいよ、悪と対決するのねぇ・・・。よーし、大嫌いな町田やコオロギをいっぱいやっつけてやるんだからぁ・・・。」
モニターの中でビューティー・エンジェルに扮した愛が、軽快にジャンプやキックをしている。
「すごーい、身体が軽い・・・何だか本当にビューティー・エンジェルになった気分・・・・。」
大きなゴーグルの下で小さな唇が動くと、博士は心配そうに言った。

