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ジレンマ
第3章 重ねる

…。
……。
………。

体に何かを感じたので、私は目を開けた。
そうすると、目の前にお風呂から上がった彰さんが心配そうに私の顔を覗いていた。

彰「あっ……起こしてしまったね。申し訳ない」
私「あ、す、すみません!待ってたら眠くなってしまって……」

気がついたら寝てしまったのか……。
どうやら彰さんは私にタオルケットをかけてくれたらしい……。
私は慌てて身体を起こした。

やっちゃったな……。彰さんを待ってるはずだったのに、気がついたら寝てしまうなんて……!
めっちゃ恥ずかしいんですけど!?
寝顔見られるなんて……!
そうやってグルグルと色んなことを考えていたら、彰さんは隣に腰掛けた。

彰「……ソファで寝ると風邪ひいてしまう。ベットで寝ていいよ」
私「えっ、でも……そうすると彰さんはどこに寝るんですか?」
彰「自分はいつでもどこでも寝れるから大丈夫。心配しないで。」
私「ダメです」
彰「えっ?」

思わず食い気味に言ってしまったが、たぶん来客の私にベットで寝て欲しいと言う気持ちが丸見えだった。
と言うか、主が寝るベットでしょ?
一瞬色んなこと考えてしまったが、お酒の力を借りて思いっきり言ってみた。
背に腹はかえられぬ……。

私「あっ……いや……その……。
一緒に……寝ませんか……?」
彰「……。」

あー……やっぱりそうなるよねー。
何も言えないよねー。
と言うか何か言ってよ……この間、めっちゃ気まずいじゃん……。
気まずくなり、彰さんの顔から背けた瞬間に抱きしめられた。
ち、近い……!耳元に彰さんの吐息が感じる……。

彰「ねぇ……俺も男なの、分かってるよね」

甘く低い声で囁かれたら、頷くしかないじゃん……!
……と言うか、めっちゃいい声……。
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