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ジレンマ
第2章 出会い
定時になり、部長に頼まれた仕事も大方片付いた。
別に今日中とは言われてないから続きはまた今度にするか。
私は帰宅の準備に取り掛かり、指定された場所へ向かう。
電車の中で佳奈から連絡来た。
佳奈「初対面で家?大丈夫?ヤバそうだったらすぐ逃げるんだよ!」
私「ありがとう、そうするつもりだよ」
当たり前かもしれないけど、佳奈の心配が嬉しかった。
そうこうしてるうちに待ち合わせの駅に着いたので、少し緊張しながら待っていた。
少し待っていたとき、声をかけられた。
彰「レイナさんですか?」
少し低めの、だけど聞き心地の良い声に振り返り驚いた。
身長も180cm以上はあるだろう……。
体型も線が細い。
着ているスーツだって高級そうなものだし、雰囲気が落ち着いている。
写真通り素敵な男性だった。
はい、疑ってごめんなさい。好みです。
しかし、なぜこんな人が私に声かけるの!?
そもそも、なぜマッチングアプリやってるの!?
色んな疑問がグルグルと頭の中を駆け回った。