この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第5章 匂い
朝の通勤快速が途中駅に着くと、かなり多くの人が降りた。

一瞬空いた車内で、圭子の身体は久しぶりに自由を取り戻した。

「ハァー・・・・」

大きく息を吐いた後、素早く反対側のドアに駆けより、場所を確保するように身体を近づけた。

(良かった・・・・これで、少しは楽になれる。さっきはひどかったもの)

四方を囲まれた状態の中央のエリアでは、身動きさえ自由にならなかったのである。

女性専用車が出来たせいで、普通車両は逆に男ばかりになる事を圭子は知らなかった。

お抱えの運転手が操る父の車で何時も通学しているので、朝の通勤ラッシュには慣れていないのだ。

だから、途中駅での乗り換えで降りた人数以上に、各駅停車の電車から乗り換えてくる数の多い事を忘れていた。

「キャッ・・・・」

悲鳴をあげる暇も無く、人の大きな波が襲うように寄せて少女の身体を押しつぶした。

「ああっ・・・・」

柔らかな頬がガラスに密着し、美しい顔が歪む。

「い、いた・・・い・・・」

振り絞った力で、細い腕をドアと身体の隙間にこじ入れた。

「キャー・・・・」

それでも圧倒的な人数は、容赦無く圧力をかけてくる。

「ああ・・・あ・・・・」

苦しい時間が続く。

ドアが閉まる寸前に、無理にでも乗ろうとする何人かが強引に身体を入れてくる。

駅員も発車させるために、力を込めて乗客の身体を押している。

「あぐぅ・・・うう・・・」
/566ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ