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扇情の告白④ 欲望は血よりも濃く -ある家族の秘め事-
第2章 母
息子が大人になっていたこと、そしてまだ若い息子が私の身体を見て反応していたことに、しばらくのあいだ胸の動悸が治まりませんでした。
その頃、夫が多忙で最近は夫婦のことが疎かになっていた事もあって、少し肉体的に寂しさを感じていたことは事実でした。
だからといって、もちろんその時は実の息子と性的にどうかなろうとは思いませんでしたが、心のどこかに私を女として見てもらえたことにかすかな陶酔のようなものを感じていたのも確かでした。
結局、この時はそれ以上特に何かが起きたわけではなく、次第にいつも通りの毎日へと戻っていきました。
それからしばらく経ったころです。
私は1つ気になることを抱えていました。
息子が自慰に耽っていることに気がついたのです。
もちろん、年頃の子ですからそういうことをすること自体を否定はしませんが、その頻度が多すぎるような気がしたのです。
息子は最近、自分の部屋のゴミ箱は私が片付ける前に家のゴミ箱に自分から捨てるようになったのですが、そこに捨てられるティッシュの量が、以前に比べてとても多くなったのです。
鼻をかんだりしたものでないことは、かすかに鼻につくあの独特な匂いから間違いありませんでした。
それが自然なことなのかは私にはわかりませんでしたが、夫に聞くのもはばかられて、私は悶々とした日々を過ごしていました。
その頃、夫が多忙で最近は夫婦のことが疎かになっていた事もあって、少し肉体的に寂しさを感じていたことは事実でした。
だからといって、もちろんその時は実の息子と性的にどうかなろうとは思いませんでしたが、心のどこかに私を女として見てもらえたことにかすかな陶酔のようなものを感じていたのも確かでした。
結局、この時はそれ以上特に何かが起きたわけではなく、次第にいつも通りの毎日へと戻っていきました。
それからしばらく経ったころです。
私は1つ気になることを抱えていました。
息子が自慰に耽っていることに気がついたのです。
もちろん、年頃の子ですからそういうことをすること自体を否定はしませんが、その頻度が多すぎるような気がしたのです。
息子は最近、自分の部屋のゴミ箱は私が片付ける前に家のゴミ箱に自分から捨てるようになったのですが、そこに捨てられるティッシュの量が、以前に比べてとても多くなったのです。
鼻をかんだりしたものでないことは、かすかに鼻につくあの独特な匂いから間違いありませんでした。
それが自然なことなのかは私にはわかりませんでしたが、夫に聞くのもはばかられて、私は悶々とした日々を過ごしていました。