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縛られたい
第9章 本当のプロポーズ〜まりあ
「えっ?
あの…えっと…。
凄く大きいですよね?」


「あ…そうだね?
そうかもしれない」と、恥ずかしそうに阿部さんは言った。


「だからね、
痛くさせないように、
優しくするようにって優子が言ってたから…」と言う阿部さんのを、
そっと握ってみたけど、
私の小さな手では指が回らないみたいだった。


「まりあさん、良いよ。
そんなことしなくて…」と言われたけど、
気にせず両手で握ってみて、
上下にしてみると、
阿部さんの余裕なさそうな顔が歪む。


「夢みたいだ…」

「えっ?」

「ごめん。
時々、妄想してた。
凄く気持ち良い…」

「キスして?」
と言うと、
阿部さんはさっきより激しく私の唇を貪って、
胸を揉みしだいた。

先端が少し硬くなってしまう。
それを口に含んで吸ったり、舐め回されたりすると、
声が出てしまう。


阿部さんは私の手の上から自分の手を当てがって、
少し乱暴に上下に扱くと、
「うわっ…出るっ…」と言った。



ドクンドクンと白い飛沫が手の平の中に収まりきらないほど出てしまって、
慌てて枕元のティッシュを引っ張り出して拭いてくれた。


「ごめん。
俺、最低。
まりあさんに優しくして、
気持ち良くしてあげようと思ったのに、
自分だけイッちゃったよ。
しかも、早過ぎ」と、しょんぼりするので、
可愛くて頭を抱き締めてしまう。


「私に欲情してくれたのは嬉しいですよ?
いっぱい、出ちゃいましたね?
シャワー、浴びてきますか?」


「じゃあ、一緒にシャワーしようよ?」


「えっ?恥ずかしいですよ?」


「洗ってあげたいから。
先にお湯、張っておくから、
来てね?」と言って、
バスルームに行ってしまった。


恥ずかしすぎるけど…。
あまりにも無邪気で可愛いかったから、
ゆっくり追い掛けるように私もバスルームに行った。
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