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艶めくときは
第3章 移ろう時に揺れる瞳
今日は一日雨だった

土砂降りだったり霧雨だったり
空の涙も感情的になりすぎたよ

「君がいなくても生きて行ける
それが僕は ねぇ悲しい」
私の好きな歌のフレーズが浮かぶ

悲しくて 悲しくて 
寂しくて 寂しくて

こんな日は心がどうしても引っ張られていくんだ
失った事に鈍感になろうとしている自分が嫌なのに笑ってるんだから
嫌悪に苛まれるんだよ
こんな日はね


毎日毎日土砂降りの涙は
枯れ果てなかったけど

瞼の重さは苦しかったのに
それとは反比例して
心はカラカラだった



今夜は静かに……雨はただ静かに
アスファルトに染みこんでいく


私は染み込む事のない悲しみに
とっくに溺れているのに

それでもここにいて
何かを求めている

進む道は真っ直ぐじゃ無い事は
判っている

だからこそ前を向き
小石を除けながら歩く

埃が舞い上がり咽せあがる
切なさに涙を降らせたくて
悲しみでも喜びでも
何でもいいんだ
染みこませたいんだよ

潤いたいんだよ
生きている証なんだ
私のね



※好きな歌詞について
アーティスト名
センチミリメンタルさん
楽曲名
「夜が明ける」より
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