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女たちは生きる
第4章 四 鈴世
その人が
好きだから
大切だから 
いいえ
愛しているから
その営みは幸せを感じるものだと
今も思っている

心から安らぐ時を共有出来ることは
より深く繋がる幸せをかみしめる事が
できると今も思っている


それを実感できるのは
隣で眠るあなたがいるからなの

秋愛している

私はあなたによって
私自身を取り戻せたの


七年前

あの夜のことは決して思い出さない
でも……忘れはしない

鈴世は二十才も年上の商社マンと
友人の紹介で付き合うようになった


「君は特別だよ 
今までの女性とは
まったく違うんだ」

二十六才男性経験二人目の鈴世にとって
この殺し文句が心臓を射貫き致命傷を与えるのは挿して難しいものではなかった

抱かれるたび囁やかれる甘い言葉に
相手への依存度が上がっていく

それこそ寝ても覚めても
夢うつつ

何を見ても何を聞いても
誰と会っていても
その人が見える
狂気の沙汰だった

結婚を考えていると言ってくれた
二十才も違うだからこそ信じた

これで最後だよと言ってくれて
それも本気にした

仕事は辞めるつもりでいたし
周りにも報告し始めたりしていた

親に挨拶する話しも出した
すっかりその気になってたのは
自分が馬鹿だったの?


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