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女たちは生きる
第4章 四 鈴世
振られてから二カ月目に入った
ある日涙が止めどなく溢れてくる
涙腺崩壊だ……
朝起きると目やにで瞼がくっ付いて離れない
眼帯してマスクをして顔の殆どを隠し出勤
周りには花粉が酷くてと言い訳してやりすごす
フロアごとに小休憩場所が設置されているのが今の鈴世には
有りがたかった
一階上の休憩所に行きマスク眼帯をとり一息つく
同僚に見られたら煩くて敵わない
どうでも良いネットニュースを見ながらぼーっとしていた
誰かが隣に座ったのは判ったが
この顔見られたく無いし
知らん顔していると
「鈴世先輩どうしたんすか?その酷すぎる顔」
徐に横を見ると課が違うのにやたら絡んでくる後輩が
ニヤニヤ為ている
田向秋也だ!
「はいはい 不細工ですんません!花粉症なんだよ!」
「何怒ってるんですか~
そう言えば今日暇?ですか~
今度の二課合同飲み会の
場所探し頼まれてつきあっ貰えます?確か……」
そう言えば今朝聞いた気がした
一課から私 二課から田向何たら君だった~
「それなら聞いてるよ 今日?
いいけど」
「はい!決まり 六時ロビー集合で良いね」
タメ口ですか?
別にいいけどね
ある日涙が止めどなく溢れてくる
涙腺崩壊だ……
朝起きると目やにで瞼がくっ付いて離れない
眼帯してマスクをして顔の殆どを隠し出勤
周りには花粉が酷くてと言い訳してやりすごす
フロアごとに小休憩場所が設置されているのが今の鈴世には
有りがたかった
一階上の休憩所に行きマスク眼帯をとり一息つく
同僚に見られたら煩くて敵わない
どうでも良いネットニュースを見ながらぼーっとしていた
誰かが隣に座ったのは判ったが
この顔見られたく無いし
知らん顔していると
「鈴世先輩どうしたんすか?その酷すぎる顔」
徐に横を見ると課が違うのにやたら絡んでくる後輩が
ニヤニヤ為ている
田向秋也だ!
「はいはい 不細工ですんません!花粉症なんだよ!」
「何怒ってるんですか~
そう言えば今日暇?ですか~
今度の二課合同飲み会の
場所探し頼まれてつきあっ貰えます?確か……」
そう言えば今朝聞いた気がした
一課から私 二課から田向何たら君だった~
「それなら聞いてるよ 今日?
いいけど」
「はい!決まり 六時ロビー集合で良いね」
タメ口ですか?
別にいいけどね