この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女たちは生きる
第8章 瑠美
出来てしまった!
拙い!
失敗した!
瑠美は何度も数えてみる
何を勘違いしたのか
あの日は排卵にぶち当たっていた
酔っ払ていたわけでもない
為たくて為たくて堪らなかった訳でもない
知り合いから紹介されて
来年社会人になる
五才下の子と夏頃から付き合い始めた矢先だった
尻軽と言われても仕方ないか
そんな事どうでも良いけど
数回デートして……
なかなか大人びた子で
話しも面白く気がついたらそうなっていた訳だけど
いや……気の緩みの極みだ
三回検査したがプラスとしか
出ない
少し離れた降りたことも無い駅にある病院の産婦人科に行き事実だとハッキリした
「なんでもっと早く来なかったの?」
そりゃ当たり前のことだ
女医さんだって厳しい口調にもなるだろ
「仕事でひと月ほど東京にいなかったもので
あれも不順気味で……」
何を言おうとあちらはプロなわけて
「で?生む?」
しれっと聞いてくる
口ごもる瑠美
「生まないの?ったく 管理も出来ないでやるんじゃないのよ!」
仰る通りです
「早くしないとあなたの体にも負担かかるよ
相手は?父親になるはずだった人とは話しできてるの?」
「いいえ……今から話そうと……」
「仕事してるんじゃ平日無理だろうから土曜日の午前十時に来て」
「いつの……」
「明後日だよ しっかりしなさい
一日も早くしないとって言ったでしょ!
わかったら 後は看護師から説明あるからはい!終わり」
別室で色々説明を受けて幾つかの書類にサインをして病院を後にした
拙い!
失敗した!
瑠美は何度も数えてみる
何を勘違いしたのか
あの日は排卵にぶち当たっていた
酔っ払ていたわけでもない
為たくて為たくて堪らなかった訳でもない
知り合いから紹介されて
来年社会人になる
五才下の子と夏頃から付き合い始めた矢先だった
尻軽と言われても仕方ないか
そんな事どうでも良いけど
数回デートして……
なかなか大人びた子で
話しも面白く気がついたらそうなっていた訳だけど
いや……気の緩みの極みだ
三回検査したがプラスとしか
出ない
少し離れた降りたことも無い駅にある病院の産婦人科に行き事実だとハッキリした
「なんでもっと早く来なかったの?」
そりゃ当たり前のことだ
女医さんだって厳しい口調にもなるだろ
「仕事でひと月ほど東京にいなかったもので
あれも不順気味で……」
何を言おうとあちらはプロなわけて
「で?生む?」
しれっと聞いてくる
口ごもる瑠美
「生まないの?ったく 管理も出来ないでやるんじゃないのよ!」
仰る通りです
「早くしないとあなたの体にも負担かかるよ
相手は?父親になるはずだった人とは話しできてるの?」
「いいえ……今から話そうと……」
「仕事してるんじゃ平日無理だろうから土曜日の午前十時に来て」
「いつの……」
「明後日だよ しっかりしなさい
一日も早くしないとって言ったでしょ!
わかったら 後は看護師から説明あるからはい!終わり」
別室で色々説明を受けて幾つかの書類にサインをして病院を後にした