この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女に抱かれたい
第16章 崩壊
『俺が、マイに待ってて欲しいってお願いしてるんだよ。』
彼は苦しい程に強く私を抱きしめた。
苦しさの中に湧き立つ幸福で、涙はとめどなく溢れてくる。

そんなの…そんなの…待つ。何年でも待ってみせる。
あなたが私を離さないでいてくれるなら…いくらでも私に繋ぎ止めておく。
見えない鎖で繋いで私が飼っててあげるから。

だからこの逞しい腕と広い背中で私を強く抱きしめて。
私が潰れるくらいに強く抱きしめて、離さないで。

『マイ…』
「待つ…待つよ。」
『ありがとう…。』

彼は優しく啄むようにキスを落とした。
『その涙は…悲しい涙じゃないって思って…いいんだよね?』
「悲しいなんて…そんなわけないじゃん。
悲しいだけでこんなに涙出ない…我慢できるもん。
でも…こんなに幸せなの…我慢…できっ…ないっ…ううっ…。」

『可愛くて、キレイで、エッチなマイ…。
全部愛してる。俺だけのお姫様。
俺が独り立ちした時…その時は、俺だけのお嫁さんになってくれますか?』
「うっ…ううつ…。
はい、喜んで…。
喜んで、あなただけのお嫁さんになります。

私だけの王子様…。」

『ふふっ…くさいセリフ。』
「どっちがよ。最初に言ったの、サトシくんじゃん。恥ずかしいくらいくさいセリフ言うんだから。私まで恥ずかしくなってくる。」



彼が見せた笑顔にようやく私も笑みが溢れた。
/218ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ