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第4章 彼を抱く

私は夢中で彼にキスをしながら、上着を脱がせる。
理性が崩壊した私は、まるで彼の衣服を剥ぎ取るように脱がせてしまった。

彼も興奮しているのか、頬を赤らめ、肩で息をしている。
彼の胸板があらわになると、ため息が漏れた。
あぁ…瑞々しくて張りがあって、しなやかな筋肉に包まれた綺麗な肉体…。
私は彼にキスをしたまま胸板をまさぐるようにさする。
そして指先でほんのり乳首に触れてみると、彼はビクッと反応した。
少し触れただけなのに可愛い反応…敏感なんだね。

私は彼の可愛い反応がもっと見たくなって唇を離し、乳首を口に含んだ。
彼はさらに身体をビクビクさせながら甘い吐息を漏らし、甘い声で喘ぐ。
あなたはどうしてこんなにも私の性欲を掻き立てるの？
もっとあなたの淫らな姿が見たい…私だけに見せて！

私が彼のズボンに手をかけると、彼はそれを制した。
あぁ…触って欲しいし触りたい。もっとお互いがぐちゃぐちゃに溶け合うくらいに貪りたい。貪ってほしい。
崩壊したはずの理性は薄皮1枚ほど残っていたのか、はたまた彼に大人の女の余裕を見せたかったのか、敢えて尋ねて彼の口から聞きたくなった。