この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女に抱かれたい
第6章 長い夜
「ん〜?どうしたの?」
『ピル飲んでるって事は、妊娠はしないんだよね。』

「うん。
正確には99.何%の確率で妊娠しない。
でも、その1%未満の部分は、飲み忘れだとか、飲む時間が一定じゃない人が該当するみたいだよ。
正確には私も詳しく知らないけど…私は毎日同じ時間に飲んでるから、まず妊娠しないはずだよ。」
『そっか。もしマイが妊娠したら、俺どうしようかと思ったんだ。
マイの事は大好きだけど…好きだけじゃ父親にはなれないだろうし。
高校生だし。働いてるわけでもないし。
もしそうなったら、マイは何て言うのかな…とか…もし堕ろすとかいう話になったら、マイは悲しむだろうし、何より新しい命を断ち切るっていう事は悲しすぎるとか…いろんなことを考えてた。
マイはもし妊娠したらどうするつもりだったの?』

「産むよ。」
私は迷いなく即答した。
『俺がもし怖くなって逃げたら?』
「一人でも産む。
好きな人との赤ちゃんなんだから。
そもそも、サトシくんはそんな人じゃないと思ってたから、そのまま繋がりたいって思ったんじゃないかな〜」
『まだ付き合ったばっかりなのに?』
「そうかもしれないけどね。多分、女の勘ってやつなのかな?
サトシくんはそういう事から逃げるような人じゃないって思った。
だから私も初めてをあげたいって思ったんだよ。きっと。
私の勘は当たってた。こんなに優しくて男らしいんだもん。」

『そ、そんな事ない。当たり前のことだよ。
好きな人が悲しむ顔は見たくないから…。
でも、さっきは何も知らずにしちゃったから…無責任な事しちゃってごめんね。』
「サトシくんはもう謝らなくていいの。私がイジワルしたくなっちゃって、何も言わなかったんだから。」
『でも…』
「でもじゃない。」
『うん…。』

一応納得してくれた…かな。

彼の上半身を洗い終えると、彼は後は自分でやると言って私に洗わせてくれなかった。
少し残念な気もしたが、彼の望むように…。

「わかった。
じゃあ、今度はサトシくんに私の身体を洗ってほしいな。」

『もちろん。』

彼はうきうきしたような目で返事をした。
彼の目は、まるでご褒美をもらった子犬のようで可愛かった。
/218ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ