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憧れの先生に溺愛される日常
第1章 ご褒美
「はい。」

先生は車に乗ると、行ってしまった。

「最近の教師は、平気でああいう事を言うから、信用ならん。」

お父さんは玄関の中に入って行った。

「綾香、何をしている。」

「あっ、はい。行きます。」


家の中に入ると、もう夕食の用意がされていた。

「綾香、早く食べなさい。」

お母さんも食卓に来た。

「ところでお父さん、何不機嫌になっているの?」

お母さんがお父さんに聞いた。

「綾香を送ってきた教師が、真剣に交際してますと、言ってきた。」

「まあ。素敵。」

私は肘がガクッとなった。

「何が素敵だ。取返しのつかない事になったなら、どうする気だ。」

「何?取り返しのつかない事って。」

「例えば、手をつけられたり。挙句は妊娠させられたり。」
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