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憧れの先生に溺愛される日常
第1章 ご褒美
「その様子じゃ、テスト勉強。頑張っているみたいだな。」

「……はい。」

「その調子。」

三ツ矢先生、そう言って行ってしまったけれど。

じゃあ、ご褒美って何なんだろう。

再び私は、悩み始めた。


テスト当日。

ちょうど勉強していた部分が出て、かなり調子のいい私。

これだったら、高得点を狙える。

手ごたえを感じた私は、結果発表も待ち遠しかった。

「綾香、凄いね。」

「えっ?何が?」

「まだ見てないの?」

友達にそう言われ、私は廊下に張り出された順位表を見た。

「1位……」

信じられない。

私が学年トップだなんて!

これで、先生にご褒美貰える。


放課後、私は一人教室に残っていた。
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