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憧れの先生に溺愛される日常
第1章 ご褒美
「先生、今度のテストのご褒美、皆に言っているの?」

「……いや、限られた生徒にしか、言ってないけど。」

限られた生徒。

たまたま、私の友達が入っていただけ?

「だったら、ご褒美にキスをねだっても、先生、キスするの?」

先生は、じーっと私を見る。

「先生?」

「……相手によるかな。」

意外な返事に、衝撃が走った。


「相手によるって、どんな相手だとキスするんですか⁉」

馬鹿みたいに興奮している。

これじゃあ私が、キスせがんでいるみたいじゃない。

「ははは。キスって言っても、おでこにだよ。」

「あっ……」

何だ……おでこか……

そうだよね。まさか先生が高校生に、唇にキスする訳ないもんね。
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