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淫らな館~メイドはお坊ちゃまに溺愛される~
第1章 御曹司という人
急に握手を求められ、自然に手を交わした。
「じゃ、また後でね。」
手を振って、坊ちゃまは部屋を出て行った。
「慌ただしい人。」
それが、宗太郎君。
この家の御曹司との、出会いだった。
夕食の準備の時間になり、私はメイド服を着て、キッチンに行った。
「料理長の佐々木だ。宜しく。」
「吉沢です。宜しく……」
頭を下げた途端、エプロンを投げられた。
「野菜の皮、むけるな。」
「はい、なんとなくは。」
専門学校で、習っただけだけど。
「そこにある野菜、全部皮むいてカット。」
「はい。」
何と、この家に来て最初の仕事が、野菜の皮むき。
でも、仕事だ。やるしかない。
少しずつ皮をむき、一口大にカットしていく。
「じゃ、また後でね。」
手を振って、坊ちゃまは部屋を出て行った。
「慌ただしい人。」
それが、宗太郎君。
この家の御曹司との、出会いだった。
夕食の準備の時間になり、私はメイド服を着て、キッチンに行った。
「料理長の佐々木だ。宜しく。」
「吉沢です。宜しく……」
頭を下げた途端、エプロンを投げられた。
「野菜の皮、むけるな。」
「はい、なんとなくは。」
専門学校で、習っただけだけど。
「そこにある野菜、全部皮むいてカット。」
「はい。」
何と、この家に来て最初の仕事が、野菜の皮むき。
でも、仕事だ。やるしかない。
少しずつ皮をむき、一口大にカットしていく。