この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
孫娘みーちゃんとの日々
第24章 みーちゃんシドニーに着く
「やっぱり、何言っているのか分からないところがあるわ」
それには、答えずに「波留さん、待っていて頂いたようでありがとう」とみーちゃん。
荷物受け取りまで来るともう引き取りが始まっていた。女の子が二人で後方でうろうろしていたが段々と空いて来て自分のスーツケースが流れてきた。波留さんは取ろうとすると重くて荷物に引きずられて人に当たってしまい騒ぎになる。みーちゃんの荷物は流れてしまって、漸く三回目でゲットできた。辺りにはもう人がいなくなっていた。
現地の人たちから見るとこの少女たちは完全に子供に見えてしまうのであった。秋には見慣れた光景とは云え日本の留学生のシーズンはチョットした騒ぎにはなるのであった。
税関も笑いを堪えて対応していて、それでも型通りにはチェックはするのであった。
入国扉から出ると視界が広がって、大勢の人々が出迎えていた。手に名前を書いたボードを掲げて呼んでいる。その中に、「みーちゃん、みーちゃん」と連呼する声が聞こえて、にこやかに笑ったマミーが居た。
急ぎ足で近寄ると、マミーが抱きついて来た。その後ろにボートを持つダディがこちらもにこにこと笑っていた。ボートの名前には’Haru’と書いてあった。
「あ、波留さんだ」
「みーちゃん、波留さん知っているの」
「今、一緒になったのです」
「波留さん、こっちですよ」とみーちゃんがうろうろしている波留さんに向って叫んだ。
呼ばれて、波留さんは「美優さん、呼びました」とやって来た。
それには、答えずに「波留さん、待っていて頂いたようでありがとう」とみーちゃん。
荷物受け取りまで来るともう引き取りが始まっていた。女の子が二人で後方でうろうろしていたが段々と空いて来て自分のスーツケースが流れてきた。波留さんは取ろうとすると重くて荷物に引きずられて人に当たってしまい騒ぎになる。みーちゃんの荷物は流れてしまって、漸く三回目でゲットできた。辺りにはもう人がいなくなっていた。
現地の人たちから見るとこの少女たちは完全に子供に見えてしまうのであった。秋には見慣れた光景とは云え日本の留学生のシーズンはチョットした騒ぎにはなるのであった。
税関も笑いを堪えて対応していて、それでも型通りにはチェックはするのであった。
入国扉から出ると視界が広がって、大勢の人々が出迎えていた。手に名前を書いたボードを掲げて呼んでいる。その中に、「みーちゃん、みーちゃん」と連呼する声が聞こえて、にこやかに笑ったマミーが居た。
急ぎ足で近寄ると、マミーが抱きついて来た。その後ろにボートを持つダディがこちらもにこにこと笑っていた。ボートの名前には’Haru’と書いてあった。
「あ、波留さんだ」
「みーちゃん、波留さん知っているの」
「今、一緒になったのです」
「波留さん、こっちですよ」とみーちゃんがうろうろしている波留さんに向って叫んだ。
呼ばれて、波留さんは「美優さん、呼びました」とやって来た。