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孫娘みーちゃんとの日々
第13章 みーちゃんのお見舞い
 秋になって、みーちゃんは毎週の香蓮ねーさんの英語授業を終え昼食を取ってからお洒落してグリズリィの病院に行くのが習慣になっていた。グリズリィの足の手術は無事に終わって歩行訓練のリハビリになった。道のりはかなり厳しい僅かに動かせるようになった段階であったが皆の励ましと、何と言ってもみーちゃんの笑顔と一言がグリズリィを勇気づけたのであった。
 やがて松葉杖での歩行が出来るようにはなって廊下を懸命に往復する姿が痛々しかった。松葉杖には『みーの右足』と『みーの左足』とそれぞれ書かれていて行きすぎる人々の関心と感動を呼んでいた。
 その書かれている本人が土曜の午後に現れると噂になって、他の入院患者までがその時刻になると何故がそわそわとした。面会受付を通るとガードマンさんがナースセンターに連絡する。今か今かとまっていたナースセンターの看護師さんが手を挙げると、ざわざわと波紋が広がりやがてシーンとする。エレベータのランプが段々と上に移動し、チンとなるとどこからともなくおーと声を鳴る。
 エレベータのドアが開いておばさんが出て来てくると、えーと声が鳴って知らないおばさんは『何っ』と怯む。おばさんの陰に隠れて帽子が見えて、おりぼんが揺れている。
  きたーと合唱が小さく響いてくる。
 ウイズリィの病室507に向うワンピースの可憐な少女、みーちゃんの登場であった。
 向う時に、ナースセンターにペコリと頭を下げると、看護師さん達が小さく手を振って答える。どこからともなくおー歓声が起こる。隙間から覗かれているのであった。
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