この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ムッツリ最高
第2章 猛る瞳
あっ!
そこには、2メートルの距離に、少年が立っていた。
肩で大きく息をしながら、頬を上気させ、自分の股間を握りしめている。
右手がそっと私の方に伸び始める。
私は怯えたように彼の背中に回る。
だめだよ・・・。彼女は、僕だけのものだから、あれ以上触れることは、できない。
彼の言葉に愛を感じ、嬉しさと安堵が広がる。でも、この少年の猛るような瞳は、私の劣情をまだ揺さぶっていた。
こんな少年が、私の身体に欲情してくれるんだわ・・・。
その心を見透かすように、彼が低く言った。
見るだけなら、見せてあげよう。
どういうこと・・・私が混乱していると、かれがなおも続ける。
生徒手帳を、見せなさい。
少年は、ふと我に帰ったように目を伏せた。
もっといやらしいこの女の姿を、見たくないのかい?
少年がもう一度私を凝視し、彼を見る。
そして意を決したように、左肩に欠けていたバッグから手帳を取り出した。
彼がそれを開き、身分証明のページを捲ると、スマホで写真を撮った。
あっ
少年がたじろぐ。
大丈夫。君がこのことを黙っていれば、僕たちも誰にも言わない。君がこの女を痴漢したこともね。
うっ、
少年が俯いた時、彼は胸元のポケットからペンを出し、サラサラとメモをした。私たちのホテルの名前と部屋番号だった。
ここに、明日の13時に来なさい。
誰にも言わず、一人で。
そうしたら、堪らないものをみせてやるよ。
どうする?
少年は、息を呑むように頷いた。
それを見て、彼は満足そうに頷くと、私の手を引いて、私に微笑みかけてくれた。
さあ、行こう。
私は彼に手を引かれ、その物陰から出る。トイレの角を曲がるところで振り返ると、少年は、まだ私を猛るような目で追い続けていた。
そこには、2メートルの距離に、少年が立っていた。
肩で大きく息をしながら、頬を上気させ、自分の股間を握りしめている。
右手がそっと私の方に伸び始める。
私は怯えたように彼の背中に回る。
だめだよ・・・。彼女は、僕だけのものだから、あれ以上触れることは、できない。
彼の言葉に愛を感じ、嬉しさと安堵が広がる。でも、この少年の猛るような瞳は、私の劣情をまだ揺さぶっていた。
こんな少年が、私の身体に欲情してくれるんだわ・・・。
その心を見透かすように、彼が低く言った。
見るだけなら、見せてあげよう。
どういうこと・・・私が混乱していると、かれがなおも続ける。
生徒手帳を、見せなさい。
少年は、ふと我に帰ったように目を伏せた。
もっといやらしいこの女の姿を、見たくないのかい?
少年がもう一度私を凝視し、彼を見る。
そして意を決したように、左肩に欠けていたバッグから手帳を取り出した。
彼がそれを開き、身分証明のページを捲ると、スマホで写真を撮った。
あっ
少年がたじろぐ。
大丈夫。君がこのことを黙っていれば、僕たちも誰にも言わない。君がこの女を痴漢したこともね。
うっ、
少年が俯いた時、彼は胸元のポケットからペンを出し、サラサラとメモをした。私たちのホテルの名前と部屋番号だった。
ここに、明日の13時に来なさい。
誰にも言わず、一人で。
そうしたら、堪らないものをみせてやるよ。
どうする?
少年は、息を呑むように頷いた。
それを見て、彼は満足そうに頷くと、私の手を引いて、私に微笑みかけてくれた。
さあ、行こう。
私は彼に手を引かれ、その物陰から出る。トイレの角を曲がるところで振り返ると、少年は、まだ私を猛るような目で追い続けていた。