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第5章 彼だけが押すスイッチ

　舌をねじ込むように膣穴に入れ、その硬くした舌先で穴奥を舐め込む。

ひゃうん、はぁん、ああん！

　私は自分で腰をくねくねと動かしてしまう。



(もっと、もっと、奥に欲しい・・・。)




　これまでしてきたSEXで、これほど自分の奥に何かを求めたことがあっただろうか。
　クリトリスが気持ちいいと思うことはたくさんあったし、まぐわった相手が自分に挿入して気持ちよさそうにするのは好きだったけれど、今、私は、心から、自分の体の奥に、何かを突き立てて欲しいと、激しい欲求に駆られていた。




ああ、堪らないよ。ごめん、我慢できない。入れたくて堪らないよ。入れていい？？


　彼が、私の股間から私を見上げて言う。



入れて・・・欲しくて堪らない・・・。



　私は腕を広げて、彼を求める。


　彼が私の腰を引っ張り、枕を私の背中ぎわに二つ入れて、膝を大きく割って、私にその長く屹立した肉棒をゆっくりとあてがった。

入っていくところ、みてて、ごらん？

　私は彼のいう通り、自分の秘部をめりめりと破るように入り込んでいこうとする彼の肉棒を見つめる。

あっ・・・

　わざとなのか、それとも、私の愛液が多すぎるのか、彼の肉棒は、秘部の入り口をニュルンと外れ、割れ目に沿って上につるんと滑る。
　滑った肉棒がそのままクリトリスまでニュルンとあたり、私はその刺激に大きな声を出して震える。

あぁん！

(なんてきもいいいんだろう。指でも、口でもなく、肉棒でクリトリスを擦られるのがこんなに気持ちいいなんて・・・。)

　彼は、その反応を楽しむように、2度、3度と、肉棒をゆっくりにゅるんにゅるんと、擦り付ける。

あはぁん、はぁん