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ムッツリ最高
第10章 彼にしか届かない
なんとか、果てるのは我慢して、愛液をトイレットペーパーで拭い、個室を出ると、手をよく洗ってから、書庫に向かった。
ここの書庫は、広く、ほとんど人も来ない。
自分の部署は、過去事績からの調べ物も多く、私は実際に頻繁にここに来なければならない。
今日の探し物は、結構煩わしく、5年分の書棚を見て回ることになるので、私は一番奥の書棚から見ることにした。
一番奥の書棚に入り込むと、そこには男が一人いた。
あっ・・・。
それは、上の階で働く、同期の上村くんだった。彼は同期でも出世が早く、仕事のできる人だと評判だった。奥さんと子供が二人いる。
遅かったね。
囁くような声で言うと、彼がニヤリと笑う。
なに?
さっき、そっちに行ったら、書庫に事跡を調べに行ったって聞いたから。
私が少し怯むと、彼は私に近寄り、腰を抱き寄せてまた囁く。
朝、ロビーで見た時から、なんか、めっちゃ・・・最近のお前、そそるし・・・最近、連絡くれないしさ・・・。
上村くんは、いわゆる、私のセックスフレンドだった。数年前、同期の飲み会の帰り、何気なく二人で飲みに行き、そのまま身体だけをお互いに求めてSEXしたのだ。
それ以来、私達は欲望が収まらない時に連絡して、ただ、SEXだけを楽しんできた。
月に一度、あるかないかの関係。でも、隆さんにに出会ってからの一月は、上村くんに連絡することさえなかった。
この人のことは、忘れていたんだわ、私・・・。
自分でも、少し驚いて、呆然としていると、上村くんは当たり前のように私にキスをし始め、胸を揉み始める。
んっ!!
上村くんは、回りに人が来ないかチラチラ気にしながら、私の胸を揉んで、冷たく言う。
お前、また、太った?おっぱい、でかくなっただろ。