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ムッツリ最高
第10章 彼にしか届かない
そうだ、この人は、こういう人だ。ベッドの上でも、私を、太っていると悪様に言いながら、私を抱くのだ。
そのまま、上村くんは、スカートを捲り、お尻をぎゅっと掴む。
相変わらずでかいケツだな。
私は、彼の胸を押し、言う。
やめて・・・。
でも、上村くんは、それが私の拒絶だとは思っていない。
この場所で困っているとでも思っているようだ。
2ヶ月前、ここでした時、濡れ濡れだったのな、、、まあ、今日はまだこの時間だからな。誰が来るかわからないし・・・。
今日の夜、飲み会の後、二人ではけようぜ・・・。
私の態度など意に介さず、上村くんは言う。
その時、遠くから、ドアの開く音がして、上村くんは慌てて書棚からでていく。
じゃあ、今日の夜な。
私が断る前に彼はいなくなり、私は一人、ため息をついた。
2ヶ月前、夜の七時、もう誰も来ない時間、ここで、上村くんにフェラチオして、後ろから挿入されて、私は喜んでいた・・・。
でも、今は、あの時のSEXは色褪せて見える。
隆さんだったら・・・。
私はぎゅっと自分で自分を抱きしめ、頭を振ってから、仕事の顔に戻り、事跡を探すことに集中した。
自分の席に戻ると、係で一番若い高嶋くんが、気さくに言ってくれる。
さっき、〇〇部の上村係長がそれ持ってきましたよー。
私の机の上には、今日の同期会の案内が乗っている。
ああ、ありがと。
係長、同期会っすか!金曜日ですしね。
なんか、同期の一人が辞めるらしくで、その人が今日しか都合つかないんだって。
じゃあ、ノー残業で、今日は頑張りましょう。
みんな、係員もいい子達で、私も笑いながら言う。
そうだね。時間内、精一杯がんばろ!
内心、さっきまで地下のトイレであんなことをしていた自分がなにを言ってるのだろうと、おかしくもあったが、その後の時間は本当にしっかりと集中して仕事に向かった。