この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ムッツリ最高
第12章 彼の劣情
次の日、私は白いサテン生地で、前ボタンの位置に黒いファスナーのついたトップスと、黒のフレアースカートを履き、家を出た。
下着は、黒。白いトップスに下着が透けないように、黒のキャミソールも着ている。
ストッキングは初めから履かずに、ヒールのある黒いサンダル。
いつもは、ストッキングを履かないと、私のむちむちの太ももは、擦れたり蒸れたりするのだけれど、今日は、彼がいつでも手を差し入れやすいように・・・というムッツリな考えがあって、生足にしたのだった。
私って、なんて、いやらしい・・・。
15分ほど早めにホテルに着いて、まずはお手洗いに入る。
鏡に映る自分を確かめる。
いつもより、マスカラを強めに。口紅は、大人のボルドー色で。
太ってはいるけれど、切長の目。でも、鼻が低めで唇が厚いので、目元の年齢と鼻から口元にかけての年齢がアンバランスな顔。
胸は大き過ぎて、中途半端な胸元の洋服だと、胸の部分が突っ張るので、大体はVネックのものが多い。
今日の服は、前がファスナーなので、それをどこまで下ろすかで、胸元の寛ぎ方が変えられる。
胸元のファスナーを、もう少し下げようか、どうしようか迷っている時、彼からのLINEが入った。
"15分遅れます。カウンターで飲んでいてください。"
カウンター・・・。先週、彼にしてもらった痴態を思い出して、体が熱くなる。
その身体の熱さにおされるように、鏡に映る自分の胸元を見ながら、ファスナーを少し下ろし、胸の谷間が見えるようにする。
彼の目線が、ここをみてくれるかしら・・・。そしてまた・・・。
そう想像するだけで、乳首や子宮がキュン、とした。
深く息をして、手を洗い、トイレを出る。