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ご清楚ですが何か
第26章 入れ替わるンです
幸子が在宅勤務になったことは三原の耳にも入ることとなった

「体調でも悪いの?俺もそっち行こうか?」

今帰ってこられてもあたしの体は都内のカフェでバイトしているのだ
表向きは槻はバイトをしばらく休み
代わりに幸子の体でヘルプに入っているというへんてこりんな状況だった

幸子の体で彼氏にも会うわけにもいかず
浮気を疑われているらしい
早く戻らないと
でもどうしたら戻れる?

幸子はというと槻の顔でリモート会議に出るわけにもいかず
リモートなのにマスクと眼鏡で何とか乗りきっていたのだ

「ほら最近流行の病とかあるからさ、うちも完全リモート導入してこっていう、動き?あたしで試験的にって。」

しどろもどろだった

「ふーん。そういえば声もなんか違って聞こえるような、、。」

ピンポーン

「あ、ごめんお客さんだわ、切るね。」


慎吾だった

「槻、じゃない、幸子ちゃん。こんにちは。」

「ああ、うん、上がって。」


慎吾にお茶を淹れる

「大丈夫?」

慎吾は散髪に行ったようだ

「ごめんねシンちゃん大変なときに変な心配させちゃって。」

「、、ホントに、幸子ちゃんなんだね。」

慎吾はいまだに信じられないようだ
あっさり信じてくれた松下が恋しくなる

「でもどうしてこんなことに、、、。」

慎吾にミエが化けて出たこと
それから入れ替わってたことを話す

「つまり、ミエさんは松下さんと幸子ちゃんに一緒になってほしいんだ?」

「だけど、、あたしには三原さんがいるし。」

「俺と寝た翌日にこうなったんだったら、もう一度俺と、、、。」

言われてみればそうだけど、
今はあたしは幸子じゃないのだ
槻の体で抱いてもらうわけにはいかない、、
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